|
|
2009年 12月 06日
▲
by kaiko_kiich
| 2009-12-06 03:22
| ものづくり
2009年 12月 04日
![]() これは「烏兎の森の家」の郵便受けの小さなツマミ(タブ)です。 壁付のシンプルな郵便受けで、室内側についている扉につけるものが既製品には見当たらず、ならば、とレザーで製作することにしたのです。 ![]() 豚皮を染めるのは「柿渋」。本来は専用のタンニンで着色するのですが、今回は代用です。 形を整えて、麻糸で縫い付けて完成。 試行錯誤なので思いのほか時間が掛ってしまいましたが、まぁまぁの出来に満足満足。 大切な便りが届くポストのつまみ。受け取る期待と喜びを少しでも温めるような仕掛けとなれば嬉しいな。 ▲
by kaiko_kiich
| 2009-12-04 22:22
| ものづくり
2009年 11月 13日
![]() 造付のベンチは杉の集成材を座面にしたもの。 リビングで北側を向いて座る、という住宅も意外と多くないかも知れません。 ![]() これも早速実働開始。 ![]() 絵柄はかつて生活を共にした愛犬の姿を写し取ったものだそうです。 さて、まだまだ外構などが残っています。 ▲
by kaiko_kiich
| 2009-11-13 02:36
| ものづくり
2009年 10月 31日
▲
by kaiko_kiich
| 2009-10-31 17:38
| ものづくり
2009年 09月 29日
アート屋台プロジェクト内ユニット「星堂建設」。およそ一年ぶりの活動再開です。
もともとはスタードームの建設と普及の勉強会から有志が集まったものですが、10月4日参加の「アートで屋台」のイベントスペースに合せたシェルターの製作の為、半年ぶりの再結成です。 なにせ少ない予算・時間・労力・作業環境で最大の空間をいかに安全につくるか?という高度な条件。いくつもの討論や貴重なアドバイスの中から吟味し、今回は素材の調達事情によりプラスチック段ボール状パネル(プラダン)を使ったドームを選択。 所定の寸法になるようにパネルに穴を開け、ボルトとタイラップで組立てで超カンタン!とおもいきや・・・ ![]() やはりプラダンではグニャグニャ。軽くて加工しやすいのは利点ですが、更なる補強が必要です。 さて間に合うか? ![]() しかし出現した空間はとても魅力的。子供が興奮して跳ねる、ゆする、叩く・・・コラコラ。 作業したご近所の方は皆さん目を丸くして通りすぎていく。確かに不時着したUFOみたい。 ![]() 災害時の仮設住居などシェルターづくりは恒久的な建築とは正反対な性格を持ちながら、生命や暮らしを維持するという意味ではこれほど建築の使命が問われるものもないだろう。 近い内にこんなシェルター作りのアートイベントを開催してみたい。 ※作り方は「子供とあそぶ家づくり」(鈴木明著、建築・都市ワークショップ発行)を参考にしました。 ▲
by kaiko_kiich
| 2009-09-29 17:53
| ものづくり
2009年 09月 28日
河段の家、通称「ペチカの家」のシンボルに、とうとう火が点る日が来ました。
土間に鎮座するレンガ積みの本格ペチカには薪ストーブが接続されています。その排気熱をレンガに蓄熱することで暖房効率を上げ、排煙と燃料の薪を減らす効果が期待できる装置です。その圧倒的な存在感と重量感はこの家のシンボルに相応しい・・・。 ![]() 薪ストーブはフランスのアンヴィクタ製スドン15。これも初稼働。 私が現場に到着した頃には接続されて既に火が入っていました。残念! ![]() 普通のストレスのない煙突と異なり、抵抗が大きい煙道を使うため、独特のコツが要ります。 この日は夏日の為、あっという間に2階の温度が上昇。窓を開けた風が気持ち良い。(笑) 吹抜けで上がった暖い空気は、もう一方の吹抜けである階段のシーリングファンで1階に循環させます。ペチカの裏側は寝室になっています。 (翌々日伺うと、次の日の朝までキチンとレンガに蓄熱されていたそうです。) あとはストーブ使いの習熟と薪調達が住まい手に課されているわけですが、焦らずのんびり付きあってくださいね。 ![]() 今回の試運転と説明の為に、このペチカを積んだ職人の木村さんが盛岡から来てくれました。 1年にあるかないかというペチカの製作。技術の伝承もなかな捗らないとか。高齢ゆえ作れても「あと5年だな」とも。 職人の「技の火」も消したくないものです。 ▲
by kaiko_kiich
| 2009-09-28 11:12
| ものづくり
2009年 09月 01日
![]() 2009年9月6日(日)15時ごろから※餅撒きあります。 仙台市太白区仙台南ニュータウン内 減少の一途である上棟式ですが、大事な儀式であると共に、生まれ出づる新しい街の一員としての最初のお披露目の機会です。 お子さんに一度お餅拾いを体験させたい、という方にも貴重な機会かもしれません。 お気軽においで下さい。 ▲
by kaiko_kiich
| 2009-09-01 20:41
| ものづくり
2009年 08月 26日
1歳の娘のイタズラが盛んになってきて、その対策にと端材を切り出して積み木を作りました。ところが余りに安易な作りだったので、玩具としては完成度が低すぎ、とても反省。積み木は美しい比例の世界で成り立っていることを甘く見過ぎました。スイスのネフ社の作品位のレベルをめざさなくては。
そこで手元にある素材でナチュラルペイントを作り、「安全・安心の塗料」の実験に使うことにしました。 ![]() 今回は赤がベンガラ/柿渋、青はミルクガゼインペイントを使いました。 赤系は沢山種類も豊富ですが、青となると鉱物系の顔料を混ぜるしかありません。自然界の顔料というのは偏りがあるのです。 仕上げは、以前尚さんから頂いた蜜蝋をワックスにすることに挑戦。湯煎に掛けて、植物性乾性油を混ぜていくのだが、どうもうまくいかない。 なんども鍋を覗き込んだら、油の蒸気で顔がコーティングされてしまった。 これが痒い(笑)。 ![]() そう、「安全=体にやさしい」ではないことに改めて気づく。刃物もそうであるけれど、本当の安全性とは人間の知恵と経験があって初めて獲得されるものであるべきです。それは自然と人間の対峙と調和に似ていて、この見極めとても大事だと思う。自然だから安心、という安易なコピーのものにはもっと慎重にならなくてはなりません。塗装界では有名なアトリエベルの鈴木さんの名言「塗らないのが一番!」も、たしかに正鵠を得ている。しかし、人はモノに何らかの関わりを持たざるを得ない。その負の痕跡が汚れであり、正が塗装や手入れという形を借りた愛情表現でもあるのではないか・・・。とても奥深い世界です。 今回はその奥深さの入口でも十分楽しめ、滑らかな光沢と落ち着いた色合いも気に入った。何よりも、娘が「おっ」と関心を示してくれたのが嬉しい。 今までも普段から塗装について様々な試みをしてきました。 粘土とか墨とかコーヒーなど、身近な所から色を採取して、自然由来のペイントをつくる教室、なんてしてみたらどうだろう? ▲
by kaiko_kiich
| 2009-08-26 19:20
| ものづくり
2009年 08月 22日
先日河段の家の土間コーナーに設置された、オーディオの試聴をさせていただきました。
音源は私物のヒリヤードアンサンブル&ヤン・ガルバレクによる「オフィチウム」(ECM)というグレゴリオ聖歌のCDです。 思わず鳥肌が立つ。・・・素晴らしい。 目を閉じるとまるで録音した教会にいるかのような、まさしく音が垂直に立ち上がるかのような立体感と迫力。厳選されたアンプとオークビレッジが手がけたパイオニアのスピーカーの組み合わせの優秀さ、そこに組み合わされたこの家独特の特性。自宅で聴いているものとは全くの別物だ。これはすごい、すごい。こればかりはブログでは伝わらないだろうな・・・。 ![]() 住まい手のMさんの発見ですが、2階のダイニングにいても吹抜けを通して、狂いの少ない状態で音楽が楽しめるのだそう。この現象は、オーディオセットと向き合うように設置されたペチカが反射板となって、家の中心にあって音全体を拡散させる働きをもしていることが大きい。 音源側であるオーディオコーナーと拡張側である吹抜け空間の形状、部屋の材質の選択が専門用語でいう「デッドエンドーライブエンド」*にしていること、機器の設置ステージが強固な基礎と地盤に直結されていること、高い性能の機器、緻密な計算によるものでは無いけれど、設計〜工事については常に意識してきた、その結果だと思えば至福の時間です。 (※デッドエンドーライブエンド:視聴者を中心に、正面の壁の吸音率を高く、背面を反射率が高い素材で構成された状態のこと。) ![]() この家の初期コンセプトを「アコースティックハウス」と名付けた経緯がある。自然素材を多用したオーガニックハウスは沢山あるが、更に人間の知覚、あるいは「響きあうもの」をこの家のデザインの中心に持ってきたかった。それはMさん夫婦の研ぎ澄まされた感性(特に聴覚と味覚)に触れての提案だったのですが、内向的な響きだけではなく、家族同士の距離、特徴的な風土、ご近所やご友人とのつながり・・・それらにも「アーコスティク的なるもの」を目指して辿り付いたものです。 その全てが完ぺき、とは言い切れませんが、これは1つの啓示として今後も設計活動に温めて行きたいと考えています。 Mさんとは住まい開きに続いて、今秋のペチカを囲む&オーディオ試聴会も計画しています。今からとても楽しみです。 ▲
by kaiko_kiich
| 2009-08-22 08:23
| ものづくり
2009年 07月 06日
クライアントさん立会いの元での検査日。
まだいくつか手直しと残工事がありますが、クリーニングも終わっているので明日にでも生活できそうな状態になっています。 業務用厨房機器と特注流し台で構成したキッチン廻り。でもシステムキッチンよりずっと使いやすく、コストもかなり押えられて、しかもオリジナル。 ![]() 美しく磨かれたガラス越しに見る緑がさらにまぶしいです。 ![]() ペチカと土間もようやく完全に姿を現しました。 ![]() (ところどころ赤いマスキングテープがあるのは、私のチェックしたポイント) 白石和紙で別注で張ってもらった2枚の襖戸も納まっていました。やっぱり本物の和紙の質感には敵わない。 ![]() 桧張りのハーフユニットバスも鳥の目線。川のせせらぎと土間のオーディオコーナーから聞こえる音響のブレンドに浸って湯に浸かる。・・・なんて贅沢な時間だろう。 ![]() そのオーディオコーナー。クライアントこだわりの場所で、スピーカーの設置や電源、音響板、壁の防振など手が込んでいます。試聴のラジカセでも十分聴けると、一人唸っているご様子です。 ![]() さて見どころ満載のオープンハウス。 実際どのように見ていただくか、未だ検討中。壁も拭取り掃除に強いとはいえ無垢の白壁、吹抜けも子供から目が離せない。でもこの無垢の素材や空間を肌で感じてもらうには・・・どうするか。 まぁあまり無理せず、自然体で「時間」だけを作ることに専念します。 ▲
by kaiko_kiich
| 2009-07-06 09:32
| ものづくり
|
ファン申請 |
||